紹介

浄土真宗本願寺派では、地域ごとの寺院の集まりを「組(そ)」と称し、全国に五百二十二組があります。寺院数の多い地域では、市区町村ごとに組を構成している場合もありますが、埼玉県では寺院数が比較的少ないことから、県内全域をもって一組を構成しております。

埼玉組の歩みを振り返りますと、戦前には県内の本願寺派寺院は七か寺のみでした。しかし戦後、「一人でも多くの方々に阿弥陀さまのお慈悲とお念仏のみ教えをお伝えしたい」との願いのもと、先人方のたゆまぬご尽力によって寺院の建立が進められ、今日に至っております。

令和八年現在、埼玉組には三十四か寺の寺院と二か寺の布教所があり、それぞれの地域でお念仏のみ教えを伝える活動を続けております。今日、寺院を取り巻く社会環境は大きく変化し、その歩みは決して平坦なものではありません。しかしながら、埼玉組では各寺院が互いに支え合い、阿弥陀如来の本願念仏のみ教えをご縁ある方々へお伝えするとともに、地域に開かれた寺院として、皆さまの心のよりどころとなれるよう、これからも歩みを重ねてまいります。

浄土真宗の教章(私の歩む道)

宗名(しゅうめい)浄土真宗(じょうどしんしゅう)
宗祖(しゅうそ)
(ご開山(かいさん))
親鸞聖人(しんらんしょうにん)
ご誕生(たんじょう) 1173(1173)年(ねん)5(5)月(がつ)21(21)日(にち)(承安(じょうあん)3(3)年(ねん)4(4)月(がつ)1(1)日(にち))
ご往生(おうじょう) 1263(1263)年(ねん)1(1)月(つき)16(16)日(にち)(弘長(こうちょう)2(2)年(ねん)11(11)月(がつ)28(28)日(にち))
宗派(しゅうは)浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)
本山(ほんざん)龍谷山(りゅうこくざん) 本願寺(ほんがんじ)(西本願寺(にしほんがんじ))
本尊(ほんぞん)阿弥陀如来(あみだにょらい)(南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ))
聖典(せいてん)•釈迦如来(しゃかにょらい)が説(と)かれた「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」
『(「)仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』(」)『(「)仏説観無量寿経(ぶっせつかんむりょうじゅきょう)』(」)『(「)仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)』(」)
•宗祖(しゅうそ) 親鸞聖人(しんらんしょうにん)が著述(ちょじゅつ)された主(おも)な聖教(しょうぎょう)
『(「)正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)』(」)(『(「)教行信証(きょうぎょうしんしょう)』(」)行巻末(ぎょうかんまつ)の偈文(げもん))
『(「)浄土和讃(じょうどわさん)』(」)『(「)高僧和讃(こうそうわさん)』(」)『(「)正像末和讃(しょうぞうまつわさん)』(」)
•中興(ちゅうこう)の祖(そ) 蓮如上人(れんにょしょうにん)のお手紙(てがみ)
『(「)御文章(ごぶんしょう)』(」)
教義(きょうぎ)阿弥陀如来(あみだにょらい)の本願力(ほんがんりき)によって信心(しんじん)をめぐまれ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人生(じんせい)を歩(あゆ)み、この世(よ)の縁(えん)が尽(つ)きるとき浄土(じょうど)に生(う)まれて仏(ぶつ)となり、迷(まよ)いの世(よ)に還(かえ)って人々(ひとびと)を教化(きょうけ)する。
生活(せいかつ)親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えにみちびかれて、阿弥陀如来(あみだにょらい)の み心(こころ)を聞(き)き、念仏(ねんぶつ)を称(とな)えつつ、つねにわが身(み)をふりかえり、慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)のうちに、現世祈祷(げんぜきとう)などにたよることなく、御恩報謝(ごおんほうしゃ)の生活(せいかつ)を送(おく)る。
宗門(しゅうもん)この宗門(しゅうもん)は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えを仰(あお)ぎ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人々(ひとびと)の集(つど)う同朋教団(どうぼうきょうだん)であり、人々(ひとびと)に阿弥陀如来(あみだにょらい)の智慧(ちえ)と慈悲(じひ)を伝(つた)える教団(きょうだん)である。それによって、自他(じた)ともに心豊(こころゆた)かに生(い)きることのできる社会(しゃかい)の実現(じつげん)に貢献(こうけん)する。

近年、葬儀や法要に関して寺院や僧侶についてのご相談が寄せられることが増えております。先日も、お寺に一本のお電話がありました。お電話をくださったのは、ご主人を亡くされた女性でした。

「 葬儀を勤めてくださった住職に四十九日法要をお願いしようと、いただいた名刺の電話番号へ連絡したところ『この電話番号は現在使われておりません』という案内が流れます。どうすればよいでしょうか 」

というご相談でした。確認したところ、名刺に記載されていた寺院名は浄土真宗本願寺派東京教区にも、埼玉組にも登録されていない寺院でした。近年では、葬儀社や紹介業者を通じて寺院や僧侶を紹介される機会も増えてきました。その多くは適切な紹介が行われていますが、一方で寺院の名称や所属が十分に確認されないまま葬儀が執り行われ、後日、法要を依頼しようとしても偽りの寺院や僧侶であった為に連絡が取れないという事例も報告されています。

通夜・葬儀は、故人を偲び、そのご往生をご縁として仏法に遇わせていただく、かけがえのない大切なご法縁です。そのような大切なご縁が後になって不安や戸惑いへと変わることは誠に残念なことと言わざるを得ません。このような事態を防ぐため、葬儀や法事をご依頼される際には、次の点をご確認いただくことをおすすめいたします。

所属寺(菩提寺)がおありの場合

ご家族がお亡くなりになられた際には、まず所属寺(菩提寺)へ直接ご連絡いただき、今後についてご相談ください。

所属寺(菩提寺)がおありでない場合

お近くの浄土真宗本願寺派寺院へ直接ご連絡いただき、今後についてご相談ください。寺院は寺院一覧からご確認いただけます。

葬儀社から寺院を紹介していただく場合

次のようにお伝えいただくことをおすすめします。「 今後の法要もお願いしたいので、浄土真宗本願寺派の寺院台帳に登録されている寺院をご紹介ください 」との一言を添えていただくことで、適切な寺院をご紹介いただくための助けとなります。

埼玉県内で本願寺派寺院をご希望の場合

寺院一覧に掲載されている寺院が、浄土真宗本願寺派の正式な寺院(包括寺院・布教所)です。

葬儀前に寺院から連絡があった場合

次の事項をご確認いただくことをおすすめします。

  • 寺院名
  • 所在地
  • 電話番号

併せて、その寺院が寺院一覧に実際にあるかどうかを必ずご確認ください。

不明な点がある場合

葬儀社から紹介を受けた寺院の所属について、不明や疑問がある場合は必要に応じて寺院の変更をご相談ください。また、本願寺派とのご縁を大切にされたい場合には、

「 代々、浄土真宗本願寺派のお寺にお世話になっています 」、あるいは「 所属寺(菩提寺)が浄土真宗本願寺派です 」とお伝えいただくことで、ご希望を明確にお示しいただけます。

通夜や葬儀は、ご遺族にとって一度限りの大切なご法縁です。

安心して大切なご法縁をお迎えさせていただくためにも、事前に正規寺院(包括寺院・布教所)かどうかをご確認いただきますようお願いいたします。また、このような内容をご家族やご親族とも共有していただければ幸いです。